入院を明後日に控えて、久しぶりに虎の門病院に行き、まる一日検査漬け。
広島に帰省してから、びっくりすることが起きた。自分が癌だということをまるっきり忘れて過ごせたのだ。告知される前とまったく同じ精神状態になれたのだ。
故郷・広島の「懐かしいけど非日常」という日々が私をワクワクさせてくれたからだろうか?
癌になったからには、もう一生涯、今までみたいな心の平穏は訪れないだろう、と思っていたのに。どんなに楽しいときでも、いつも心のどこかに「自分が癌であること」がひっかかっていて、もう心の底から笑えることはないだろうと思っていたのに。
実は、そんなことは全然なかった!
人間の心って、意外と打たれ強くて健康なんだなあ。どんなに悲惨な状況でも、慣れることってできるんだなあ。
これって、おっぱいの部分摘出を前にして、もしかして「逃げている」のかもしれないけど、考えたって切らずにすむわけじゃないんだし、こうなったらギリギリまで精神的に「逃げちゃう」ことも大事なのかもしれない。